第11回 通過算

次の問いに答えなさい。

(1) ある列車が長さが240mの鉄橋を通過するのに19秒かかり、次に長さ560mのトンネルを通り抜けるのに35秒かかりました。この列車の秒速と長さを求めなさい。

(2) 長さ361mの鉄橋を通過するのに27秒かかる列車が同じ速さで長さ950mのトンネルに最後部が入ってから先頭が出るまでに42秒かかりました。この列車の秒速と長さを求めなさい。

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(1)の答え : 列車の速さ…秒速20秒 列車の長さ…140m

この列車が鉄橋とトンネルを通過するときのようすを面積図に表すと、それぞれ次の図のようになる。

2つの面積図の縦の長さ(列車の速さ)と列車の長さは等しいから、下の図のように重ねて考えると、2つの面積図の差は 部分になる。

この斜線部分の横は35−19の16秒間、面積は鉄橋とトンネルの長さのちがいに等しく、560−240の320mだから、縦は320m÷16秒で20m/秒になる。

この列車の速さは秒速20mだから、列車の長さは20×19−240で140mになる。

(2)の答え : 列車の速さ…秒速19m 列車の長さ…152m

この列車が鉄橋とトンネルを通過するときのようすを面積図に表すと、それぞれ次の図になる。

2つの面積図の縦の長さ(列車の速さ)と列車の長さは等しいから、上の2つの図の列車の長さの部分( 部分)を重ねて考えると、次の図のようになる。

上の図の横は42+27で69秒間、面積は950+361で1,311mを表すから、縦は1,311m÷69秒間で19m/秒になる。

この列車の速さは秒速19mだから、列車の長さは19×27−361で152mになる。

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